6月26日(日)砥部町で開催された高山良二さんの講演会に、ご招待を受けたので参加してきました。
会場は、中央公民館の大きなホールにも関わらず、急遽席を増やして対応するほど人が集まっていました。
まず、自衛隊の時にNPOで地雷の除去活動についてから、現在のことについて順に話していただきました。
久しく地雷の除去活動について詳しく話してなかったのでという前置きのあと、地雷の種類、地雷の設置方法や意図、除去の方法など細かく説明していただきました。
最後は、サンガリーさんの国会での演説を聞いたあと、日本の現状について熱く語られてました。
日本は今本当に危機に直面している。
しかし、日本人だけがそのことに気づいていない。今の日本を子供たちに残すために、大人たちは今考え行動しないといけない。
会場にはカンボジアで撮影された活動の写真が展示されていました。
子供たちの笑顔がとても印象的でした。
講演会終了後、サイン会や希望者による交流会もありました。
今回初めて会う方ばかりでしたが、和やかにお弁当を食べながら話をさせていただきました。
その後は、高山さんからはカンボジアでのお酒造りについて、お話を聞きました。
何も知らない中で、いちから試行錯誤で行ったお酒づくりは、本当に失敗続きだったそうです。
しかし、専門家を交えなかったことがセオリー無視の作業になり、結果最高のお酒に行き着いたと満足そうに語られていました。
そのお酒を輸入した時のことも聞かせていただきました。
最高のお酒ができた。日本で販売できると喜び勇んで船で日本へ輸送してきたのですが、税関の品質検査で安全基準値を超えるものが検出されてしまい。
そのまま破棄をするか、再度カンボジアに再輸入するかの二択を迫られ、カンボジアに渋々持ち帰ることにされたそうです。
これには、流石の高山さんも3日はソックミンさんと二人で項垂れていたそうです。
しかも、その失敗は2度あったそうです。
高山さん曰く、失敗が9割でなかなかうまく行かない。
でも、失敗から学び進み続けることで、成功に繋がっているとのことでした。
講演や報道では成功にばかりフォーカスが当たっているので、思いが及びませんでした。
本当に大変な活動を地道に積み重ねてこられたんだと、改めて高山さんの凄さを感じられた会でした。
Imccd「国際地雷処理・地域復興支援の会」
https://www.imccd.org/index.html
最後に、会を主催していただいたチーム セラビィの皆さん、会に誘っていただいたナラさん、本当にありがとうございました。
《撮影場所》
砥部町中央公民館
〒791-2120
愛媛県伊予郡砥部町宮内1369
☎089-962-4822
撮影日:令和4年6月26日(日)